日本における稲作の歴史は、今までは 弥生時代 に始まるとされてきた。しかし、近年になって 縄文 末期の 南溝手遺跡 から、約3500年前には陸稲による稲作が行われていることが判明した。
鎌倉時代は、武士の台頭と共に 農業が発達した時期 でもある。特に近畿地方では水路を設けたり,馬や牛を使って大々的に畑や水田を耕したり,鉄製の鍬や鋤などの農具も発達した。
広大な開拓地であった関東平野や東北地方では農民が自らの土地を守るために武装し、武士となった。
これらの武士は都から役人としてやってきた貴族や皇族の子孫を棟梁、つまり、組織をまとめる主人として結束を固め、武士団を形成した。平氏や源氏はその代表とい...