1.目的
・Acetylcholine(ACh)は特異的なレセプタを介して腸管平滑筋を収縮させる。ここではAChの収縮反応について用量反応曲線を作成し、さらにアンタゴニストの影響について検討する。
・用量反応曲線から、アゴニストの作用の強さを表すpD2とアンタゴニスト作用の強さを表すpA2を実験的に求める。
2.実験方法
<準備>
?ウサギ小腸
?Tyrode液
?Ach
?AChのアンタゴニスト
a.アトロピン
b.ブチルスコポラミン
c.チメピジウム
注:a、b、cのうち、われわれはbを用いて実験した。
(1)ウサギをペントバルビタール(35mg/kg)で麻酔後放血し、小腸を切り取ってTyrode液の入ったビーカーに入れて保存する。ここまではすでに準備してあった。
(2)この小腸を約1.5〜2cmの長さに切り取った後、Tyrode液の入ったシャーレにとる。
(3)この小腸の両端を糸で縛り、空気(5%CO2+95%O2)が通過するガラス棒に縛り付ける。
(4)ガラス棒に固定した腸管片を、酸素で飽和した37℃のTyrode液(10ml)にいれて、一方の糸をセルフィンで介してTransducerに1gの付加で懸垂する。
(5)これによって、腸管の張力の変化を、アンプを介してレコーダに記録する。
3.実験
3−1 予備実験
最終濃度10−6モルのAChを用いて標本の感度、安定性をチェックする。
良好であれば、Tyrode液で最低3回以上腸管を洗浄し、基線に復帰するのを待つ。
1.目的
・Acetylcholine(ACh)は特異的なレセプタを介して腸管平滑筋を収縮させる。ここではAChの収縮反応について用量反応曲線を作成し、さらにアンタゴニストの影響について検討する。
・用量反応曲線から、アゴニストの作用の強さを表すpD2とアンタゴニスト作用の強さを表すpA2を実験的に求める。
2.実験方法
<準備>
①ウサギ小腸
②Tyrode液
③Ach
④AChのアンタゴニスト
a.アトロピン
b.ブチルスコポラミン
c.チメピジウム
注:a、b、cのうち、われわれはbを用いて実験した。
(1)ウサギをペントバルビタール(35mg/kg)で麻酔後放血し、小腸を切り取ってTyrode液の入ったビーカーに入れて保存する。ここまではすでに準備してあった。
(2)この小腸を約1.5~2cmの長さに切り取った後、Tyrode液の入ったシャーレにとる。
(3)この小腸の両端を糸で縛り、空気(5%CO2+95%O2)が通過するガラス棒に縛り付ける。
(4)ガラス棒に固定した腸管片を、酸素で飽和した37℃のTyrode液(10ml)にいれて、一方の糸をセルフィンで介してTrans...