実験4.1では、直流入力電圧を0~10[V]の間で変化させて、2bit、4bit、8bitに関して、2進数表示の変化を記録した。なお2進数表示が変化するときのVinの電圧値とともに、各Vinに対する量子化された電圧値Vqout[V]を記録した。これをまとめたものを、2bitから順にそれぞれ、表5.1.1,表5.1.2,表5.1.3とした。そしてそれぞれをグラフ化したものを、図5.1.1,図5.1.2,図5.1.3とした。
実験4.2では、直流入力電圧Vinを0[V]から正方向に変化させ、コーデックのバイナリ出力を記録した。それを表にまとめたものを表5.1.4とし、それをグラフ化したものを図5.1.4とした。また入出力特性を正規化させた値を表5.1.5に、そして入出力特性を正規化させμ=255とした場合の計算結果との比較を図5.1.5で示した。
実験4.3では、A/D変換回路に正弦波電圧を入力し、D/A変換後の出力波形を観測し、標本化定理を確認した。入力波形(正弦波10[Vp-p])、標本化周波数を1[kHz]として、入力波形の周波数を0.1,0.5,1[kHz]とした時の出力波形をそれぞれ図5.1.6、図5.1.7、図5.1.8とした。
実験4.4では、矩形波(1[kHz],5[Vp-p])のスペクトルを周波数10[kHz]以上と50[kHz]以上に分けて、スペクトルを削除した後、逆フーリエ変換した結果の波形を観測した。それぞれ図5.2.1、図5.2.2とした。また、この矩形波と近似波形との2乗平均誤差を求めグラフにしたのが、表5.2で、それをグラフにしたのが、図5.2である。
実験4.5では、まず合成波を作成した。合成波は、実験4.4の矩形波をフーリエ級数展開して得られた成分(第9高調波まで)であった。この合成波とスペクトルの波形を図5.3.1とした。その後、合成波を実験回路に入力し、標本化周波数をナイキスト周波数以上及びナイキスト周波数以下のそれぞれの場合において、標本値系列のスペクトルf>9[kHz]の成分を削除し、残ったスペクトルに逆フーリエ変換を施し、波形を観測した。標本化周波数が30[kHz]のものを図5.3.2とし、標本化周波数が10[kHz]のものを図5.3.3とした。また、正弦波(1[kHz],2[Vp-p])を実験回路に入力し標本化パルスの幅を変化させて、標本値系列のスペクトルを観測した。標本化パルスの幅が2.5[μsec]のものを図5.3.4とし、12.5[μsec]のものを図5.3.5、50[μsec]のものを図5.3.6とした。
実験4.6では、音声信号の振幅の度数分布を測定した。この度数分布を図5.3.7とした。またこの音声信号のスペクトルも観測し、図5.3.8として示した。
A/D変換
実験報告レポート
Ⅰ.実験結果についての説明
実験4.1では、直流入力電圧を0~10[V]の間で変化させて、2bit、4bit、8bitに関して、2進数表示の変化を記録した。なお2進数表示が変化するときのVinの電圧値とともに、各Vinに対する量子化された電圧値Vqout[V]を記録した。これをまとめたものを、2bitから順にそれぞれ、表5.1.1,表5.1.2,表5.1.3とした。そしてそれぞれをグラフ化したものを、図5.1.1,図5.1.2,図5.1.3とした。
実験4.2では、直流入力電圧Vinを0[V]から正方向に変化させ、コーデックのバイナリ出力を記録した。それを表にまとめたものを表5.1.4とし、それをグラフ化したものを図5.1.4とした。また入出力特性を正規化させた値を表5.1.5に、そして入出力特性を正規化させμ=255とした場合の計算結果との比較を図5.1.5で示した。
実験4.3では、A/D変換回路に正弦波電圧を入力し、D/A変換後の出力波形を観測し、標本化定理を確認した。入力波形(正弦波10[Vp-p])、標本化周波数を1[kHz]とし...