口腔外科

閲覧数2,330
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ウイルス性口内炎

    1.単純疱疹;HSV(単純ヘルペスウイルス)1型。小児初感染がおおく、口腔粘膜・口唇(とその周囲)に小水疱を形成する。発熱などもする。症状が消えても三叉神経節などに潜伏感染し、免疫能低下時や紫外線で口唇ヘルペスを発症する。
    2.帯状疱疹・水痘<VZV(水痘/帯状疱疹ウイルス)感染症>;水疱瘡(みずぼうそう)。発熱を伴い全身の皮膚に小水疱を形成し(口腔粘膜はないことも)、2週間ほどで発疹は消滅する。ウイルスは脊髄後根や三叉神経節に潜伏感染し、免疫力低下時にその神経の分布域に帯状疱疹(口腔にも)が起こる。
    3.herpangina(ヘルパンギナ;口峡咽頭炎);コクサッキーウイルスA群などの感染で口腔後方(軟口蓋や口峡部)に小水疱を形成し、破れてアフタとなる。
    4.手足口病;コクサッキーウイルスでもA16で文字通り、手・足の他、口では舌・頬粘膜・硬口蓋などに小水疱を形成。

    アフタ性疾患
    アフタ;周囲に赤い炎症を伴う円形の浅いびらん。表面は滑らかで白い膜状物でおおわれる。痛いので、硬い物やとがったもの(エビフライなど)を食べないように。ステロイド口腔軟膏で治療。あと口腔内を清潔に。

    カンジダ症
     AIDS・ステロイド・DMなど易感染性の人に起こる。こすると落ちる白い偽膜が特徴的。
    Candida Albicansが代表的。偽膜性口腔カンジダ症が上に述べたもっとも多いタイプである。その他慢性肥厚性カンジダ症では、肉芽腫性変化を伴い難治性。紅斑性(萎縮性)カンジダ症は、義歯性口内炎などでもともと萎縮や紅斑を持っている粘膜に感染したもの。ミコナゾールの口腔用軟膏やイソジンで治療する。

    義歯性口内炎
    ・アレルギー;入れた直後に起こる。入れ歯のレジンによる。インプラントなどに変更する。
    ・カンジダ症;真菌感染症。義歯床に覆われた部分に真菌が繁殖する。義歯床に抗真菌薬をつけて治療する。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    口腔外科レポート     
    【口腔粘膜病変について】
    ウイルス性口内炎
    1.単純疱疹;HSV(単純ヘルペスウイルス)1型。小児初感染がおおく、口腔粘膜・口唇(とその周囲)に小水疱を形成する。発熱などもする。症状が消えても三叉神経節などに潜伏感染し、免疫能低下時や紫外線で口唇ヘルペスを発症する。
    2.帯状疱疹・水痘<VZV(水痘/帯状疱疹ウイルス)感染症>;水疱瘡(みずぼうそう)。発熱を伴い全身の皮膚に小水疱を形成し(口腔粘膜はないことも)、2週間ほどで発疹は消滅する。ウイルスは脊髄後根や三叉神経節に潜伏感染し、免疫力低下時にその神経の分布域に帯状疱疹(口腔にも)が起こる。
    3.herpangi...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。