観光について、大学で学んだのは初めてだった。観光=旅行(遊び)のイメージが最初にあったので、観光を勉強するということがうまく想像出来なかった。だから、この授業を受けた時、「こんな見方があるのか」と、毎回新鮮な気分だった。特に昔と現在の観光の対比においては、同じ場所を観光するとして、昔と現代どっちの方が楽しいだろうかと想像して楽しんだ。
前期の授業では、本当にたくさんの観光場所があったが、私が最も興味を覚えたのは伊勢参りの話と温泉の話だ。伊勢参りの話で面白かったのは、江戸時代の人々の旅の様子だ。洗濯物を竿で乾かしながら歩くと聞いて当時の大らかな気風を感じたり、一生に一度は行ってみたい場所というのが神社というところに、日本人の敬虔な面を見た気がした。当時は伊勢まで行くのも一世一代の大イベントだったのだから、今の日本を見たらきっととても驚くに違いない。
最後の温泉の授業は、ちょうど夏休みに友達と温泉旅行をしようという話が出ていたから、とてもタイムリーな授業だった。この授業を受けて、行くなら世界最古の温泉旅館「法師」に行ってみたいと思った。そして、出来るだけたくさんの温泉を訪れたいと思った。
今と昔では、観光のスタイルは大きく変わったと思う。そして、それぞれに良い点、悪い点があると思う。昔は、観光・旅行は贅沢なもので、普通の庶民はそんなに簡単に行けるものではなかった。でも、伊勢参りの様に、それを目標に少しずつお金を貯めるのだから、貯まった時の嬉しさや旅行時の嬉しさや新鮮さは極上だろう。ただ、今ほど情報が発達していないから、連絡を取ることも簡単には出来ないし、駕籠や徒歩での移動なのだから、高齢者等には体力的にしんどかったはずだ。
観光について、大学で学んだのは初めてだった。観光=旅行(遊び)のイメージが最初にあったので、観光を勉強するということがうまく想像出来なかった。だから、この授業を受けた時、「こんな見方があるのか」と、毎回新鮮な気分だった。特に昔と現在の観光の対比においては、同じ場所を観光するとして、昔と現代どっちの方が楽しいだろうかと想像して楽しんだ。
前期の授業では、本当にたくさんの観光場所があったが、私が最も興味を覚えたのは伊勢参りの話と温泉の話だ。伊勢参りの話で面白かったのは、江戸時代の人々の旅の様子だ。洗濯物を竿で乾かしながら歩くと聞いて当時の大らかな気風を感じたり、一生に一度は行ってみたい場所とい...