cold666さんの資料 / タグ / 日本文学

資料:6件

  • 田村隆一詩集「腐敗性物質」を読んで
  • 彼の詩は、素晴らしい技巧が凝らされた詩とは違う洒落気がある。ことば自体が作られて、飾り立てられてお洒落になっているのではなく、彼のことばの選び方がお洒落なのだ。特別に難しいことばを繰り返し使うわけでもない。日常の中、目の前に用意されたことばを摘み上げて、並べて...
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  • 万葉集・神話と逢い引き
  • 広く諸外国の古典文学などに各々の神話や宗教的要素がしばしば見られるように、万葉集にもまた日本の神話が大きく影響しているようだ。それは作品そのものに神が登場するというものではない。人々の生活の中に当然として神話の存在が反映され、それらが歌へ反映することで分かるの...
  • 550 販売中 2005/06/21
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  • 堀口大學詩集を読んで
  • 彼の人生、生涯を大まかにしか知らないが、彼はとても洒落たセンスをもっているのだろうとしみじみ思う。巧みな言葉の使い方、語呂の合わせ方、冷めることは無いしゃれ。そう簡単には、なりきりも、真似も出来ないだろう。また、彼の熱烈な、恋や女という存在への賛美はまるで神を...
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  • 詩のことば
  • 普段私達は、意味を先に優先させて、それからその意味に見合うことばを探していく。そのせいか、逆に同じように、人間の多くがまずはことばに意味を求めるに違いない。ふと、音の響きが綺麗だと感じることがあっても、それが意味を伴わなければ、ほとんどの人間がそこで頭に疑問符...
  • 550 販売中 2005/06/21
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  • 万葉から古今へ 創作の誕生
  • 古今和歌集の仮名序を見て、わたしはふと考えた。万葉集から約百五十年後のそれは、随分とことばへのこだわりが変わり始めているように感じるのである。それまで生活の中で神のものと考えられていたことばが、人々の目線の位置に下がってくるどころか、ある種また別の意味で目線よ...
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  • 高橋睦郎の美について
  • 汚れたものを汚れたものとして、素直に書いた詩人。背徳の美を、罪という美をそのまま受け入れて書いた詩人。わたしがこの世で最も不満を抱く偽善家を、嘲り笑うどころか全く無視したその姿勢にわたしは惚れ込んだ。いや、これは畏怖というべきだろう。単に彼がわたしの最も興味を...
  • 550 販売中 2005/07/11
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