生活綴方について
生活綴方には、まず、他者に伝わるように書いたり、出来事や感じたことをそのまま綴ったり、詩にするといった経験を重ねることで、子ども一人ひとりの表現技術を向上させる意義がある。また、書いたものを読みあうことで、互いに共感したり、新たな認識を共有しあったりという学びあいにもなる。さらに、子ども自身が綴ったものを通して教師の願いを伝えられるし、子どもたちの文章の中から発達的な課題を見いだすこともできる。
では次に、綴り方を実践していく上で、私が気をつけたいと思うことを述べる。
まずは、子どもの「書く楽しさ、意欲」を損なわないようにするために、どんなに稚拙な文章や共感し難いものも、まず...