最近の科学技術の動向
- 太陽光発電技術が拓く未来 -
平成18年12月25日
第62回総合科学技術会議
資料3
1
太陽光発電の現状
0 5
10 15
太陽光 原子力 LNG火力
太陽光発電はCO 2排出の少ない電源 太陽光発電はCO 2排出の少ない電源 分散型電源として の利用価値は高い分散型電源として の利用価値は高い
太陽光を1とした CO
2の排出源単位
出典:電力中央研究所
資料協力:JAXA、海上保安庁、京セラ
0
10 20 30 40 50
太陽光 原子力 LNG火力
出典:資源エネルギー庁
[円/
kWh
]
1
kWh
あたりの発電コスト
太陽電池
薬品を冷蔵して運搬薬品を冷蔵して運搬 孤島での灯台孤島での灯台
発電コストが高い・天候に左右発電コストが高い・天候に左右
人工衛星の電源人工衛星の電源
きく8号 (12月18日
打ち上げ)
太陽電池
アンテナ
2
太陽光発電のイノベーション
1954 1974
~
2000 2006
単結晶 シリコ ンを用いた
太陽電池の発明( 米国ベ ル研究所)
宇宙用など特殊用途
サンシャイン計画スタート
多結晶利用技術による
資料3
最近の科学技術の動向
- 太陽光発電技術が拓く未来 平成18年12月25日
第62回総合科学技術会議
太陽光発電の現状
太陽光発電はCO
太陽光発電はCO22排出の少ない電源
排出の少ない電源
15
太陽光を1とした
CO2の排出源単位
分散型電源として
分散型電源として
の利用価値は高い
の利用価値は高い
人工衛星の電源
人工衛星の電源
10
きく8号
(12月18日
打ち上げ)
5
0
太陽光
原子力
アンテナ
LNG火力
出典:電力中央研究所
太陽電池
発電コストが高い・天候に左右
発電コストが高い・天候に左右
孤島での灯台
孤島での灯台
[円/kWh]
50
1kWhあたりの発電コスト
薬品を冷蔵して運搬
薬品を冷蔵して運搬
太陽電池
40
30
20
10
0
太陽光
原子力
出典:資源エネルギー庁
LNG火力
資料協力:JAXA、海上保安庁、京セラ
1
太陽光発電のイノベーション
イノベーションの源
種から実へ結実
新技術の利用促進
〜2000
1974
薄膜シリコン
太陽電池
結晶シリコン
太陽電池
製品化
結晶シリコン
薄膜シリコン
波及効果
液晶ディスプレイ (8兆円産業)
大面積薄膜堆積技術による
プロセスイノベーション
多結晶利用技術による
コストダウン
半導体技術との融合
宇宙用など特殊用途
単結晶シリコンを用いた
太陽電池の発明︵米国ベル研究所︶
サンシャイン計画スタート
2006
[%]
20
18
16
14
12
10
8
6
効率の変遷
多結晶シリコン
薄膜シリコン
19
89
19
91
19
93
19
95
19
97
19
99
20
01
20
03
20
05
1954
資料提供:AIST
2
世界における太陽光発電の
日本の競争力と今後の伸び予測
1999年以降世界トップを維持
1999年以降世界トップを維持
ドイツ・中国のシェアが拡大
ドイツ・中国のシェアが拡大
世界の太陽光発電の伸び予測
[MWh×106]
160
142
140
太陽光発電の国別生産シェア推移
100%
120
100
80
その他
80%
60
30
40
中国
米国
20
0
60%
ドイツ
1
4
1990
2004
2015
2030
出典:World Energy Outlook2006
40%
日本
20%
参考:太陽光発電を伸ばす普及政策
ドイツ:高価格での電力買取制度
ドイツ:高価格での電力買取制度
0%
1999
2002
出典:PV NEWS
2005
日本:自治体・事業者向け設置補助
日本:自治体・事業者向け設置補助
事業者向け税制優遇等
事業者向け税制優遇等
3
2030年に向けた太陽光発電のイノベーションの方向
継続的な技術革新によって日本が太陽光発電技術をリードする
継続的な技術革新によって日本が太陽光発電技術をリードする
1993
260円/kWh
2006
46円/kWh
2010
23円/kWh
多結晶シリコン太陽電池
2020
14円/kWh
2030
7円/kWh
(数値はモジュール変換効率)
量子ドット型等
19%
14%
40%超
高効率化
1.高効率化
低コスト化
低コスト化
色素増感太陽電池
薄膜シリコン太陽電池
9%
14%
低コスト
フレキシブル薄膜シリコン太陽電池
用途の多様化を可能
用途の多様化を可能
2.にするフレキシブル化
にするフレキシブル化
による市場拡大
による市場拡大
ユビキタス電源
・携帯電話
・コンピュータ
・旅行バック、テント
2030年には
2030年には
2兆円を超える
2兆円を超える
国内産業に成長
国内産業に成長
資料協力:経済産業省、NEDO、AIST
4
高効率・低コスト・フレキシブルな太陽光発電が拓く未来
世界に貢献する日本の技術
世界に貢献する日本の技術
砂漠での発電
地下水の汲み上げ
便利で環境に優しい社会の実現
便利で環境に優しい社会の実現
海水の真水化
ソーラータウン
携帯用電源
太陽光発電所
社会経済価値の創造
多い日射量の有効活用
〈戦略重点科学技術〉
太陽光発電を世界に普及するための
革新的高効率化・低コスト化技術
ソーラー飛行船
世界の全天日射量年積算値
イノベーションを種から実へ育てあげる
基盤技術
基礎研究
化学
ナノサイエンス
制御技術
材料科学
資料協力 : シャープ、富士電機、AIST、財団法人日本気象協会
知の創造
電気工学
微細加工技術
5