【HAPPYCAMPUS】時事予想問題 34

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    HAPPYCAMPUS予想時事問題
    ※本レポートの目的は、学習情報共有として提供しております。最近の国際及び日本の重大になっているニュース記事を中心にまとめておきました。是非、ご活用ください。
    【国際】 「チベットの状況、耐え難い」 亡命者らインドで会議
    朝日新聞 2012年9月26日
     
    中国政府の支配に抗議するチベット僧らの焼身自殺が相次いでいることを受けた亡命チベット人の特別会議が25日、亡命政府のあるインド北部ダラムサラで始まった。26カ国から集まった約400人が中国国内のチベット人の状況改善のため、国際社会への働きかけなどの方策を議論する。
     会議には亡命政府の閣僚や亡命議会議員、インドやネパールなどのチベット人社会やNGOの代表らが参加。28日に亡命政府への提言をまとめる。亡命チベット人の代表による特別会議は2008年11月以来2回目となる。
     亡命政府によると、中国国内では09年3月から51人が焼身自殺を図り、うち41人が死亡した。亡命議会のペンパ・ツェリン議長は開会式で「チベットの状況は耐え難いほど厳しくなっている」と指摘。ロブサン・サンガイ亡命政府首相は「我々はこの問題に焦点が当たるよう最善を尽くしてきたが、もっと努力しなければならない」と語った。
    ただ、中国政府との対話も一昨年に中断したままで具体策は限られている。参加者の一人は開会式後、「チベット人だけでは困難で国際社会の協力が不可欠だ」と語り、国連や各国に中国政府への圧力を強めるよう働きかけを強化すべきだとの考えを示した。
    【政治】 復興予算「被災地を優先で」 財務省が基準づくり
    朝日新聞 2012年9月28日
     
    東日本大震災の復興予算が被災地以外で使われている例が相次いでいるため、財務省の藤田幸久副大臣は27日、来年度予算では被災地を優先する基準をつくる方針を明らかにした。
     復興予算は19兆円をかける方針だが、2011年度補正予算と12年度予算で早くも計17.5兆円がつけられた。財源には25年にわたって所得税などに上乗せする復興増税を回す。
     ただ、復興とあまり関係のない事業や被災地以外の事業がある。とくに「全国防災対策費」は全国どこでも防災や耐震工事ができ、5年で1兆円のはずがもうなくなってしまった。関西や九州の自治体で道路工事や耐震工事に使われたり、東京・霞が関の中央合同庁舎4号館などの耐震化に回されたりしている。
     逆に、被災地は自治体の人手不足などで小学校や道路が壊れたままだ。被災地の復旧・復興が遅れているのに、復興予算が全国で不自然な使われ方をしていることに被災地の自治体から批判の声が高まっている。
     13年度政府予算の概算要求では、復興予算に上限をもうけなかったため、各省庁は計4.5兆円もの事業を要求している。全国防災対策費には国土交通省などが9千億円を求めた。財務省は今後、復興庁といっしょに復興予算の基準づくりをする。
    【経済】  失業率4.2%に改善 8月、雇用情勢の厳しさ変わらず
    日本経済新聞 2012年9月28日
    総務省が28日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント改善し、4.2%となった。2カ月ぶりの改善だが、職探しをあきらめた失業者の増加が主因とみられ、雇用環境が回復したとは言い難い。厚生労働省が同日発表した有効求人倍率(同)は0.83倍で前月と同水準だった。
     完全失業者(季節調整値)は272万人で、前月に比べ10万人減少した。一方で職探しをしていない非労働力人口は4563万人と20万人増えた。総務省は「労働市場から退出する動きがあったようだ」と分析する。
     製造業の就業者数(実数)は1012万人で29万人減り、減少幅は前月よりも拡大した。大手電機メーカーが人員削減計画を発表しており、厚労省は「雇用情勢は持ち直しているが、依然厳しい」との判断を維持した。
     厚労省の職業紹介状況によると、雇用の先行指標となる新規求人数は前月比0.1%減の74万人だった。電子部品メーカーなどの生産抑制を背景に製造業で減少傾向が続いている。新たに仕事を探し始める新規求職者数が減った影響で、新規求人倍率は0.02ポイント上昇し、1.33倍となった。
    ◆ 用語解説
    ▪  焼身自殺とは?
     焼身自殺(Self-immolation)とは、身体を焼くことによって自殺すること。しばしば政治的、あるいは倫理的な抗議として行われる。英語圏の別称であるボンゾ(bonzo)は日本語の「凡僧」からきた言葉。仏教やヒンドゥー教では、焼身自殺はけして禁忌ではなく、何世紀にもわたって行われてきた。特にインドではそうである。サティー、政治的抗議、離婚、絶縁などさまざまな理由がある。武勇をほこる文化のあったチャランやラージプートなどでも焼身自殺はなされていた。
    ロシアでも正教会の古儀式派を信じるある村の人間全員が自らを焼き殺すという事件があった。いわゆる「炎の再洗礼」である。17世紀はじめのフランスにおけるイエズス会の記録にも、焼身自殺の例は散見される。しかしこちらの場合は死をともなったものではなかった。彼らは(腕や腿といった手足など)身体の一部を焼き、十字架にかけられたイエスの苦しみに耐えたことを示そうとしたのである。
    ▪  亡命とは?
      亡命(ぼうめい)とは、主に政治的な事情により政治家や軍人、スパイなどが他国に逃れることを意味する。亡命の理由として政治的迫害によるものが多いが、宗教対立や民族対立、経済的窮乏など、その他の理由によるものが含まれることもある。クーデターなどの政変により国を追われた政治家が他国に亡命したり、政治的抑圧から逃れるため、周辺国または亡命者の親族、保護者等が在籍する国など亡命者の安全が確保できると思われる国に亡命する例などがある。 越境にて亡命する以外にも大使館などの在外公館に保護を求める場合もある。近年では、北朝鮮から亡命を試みる者が北京など当事国外に所在する亡命先または第三国の在外公館、外国人学校などへ駆け込むケースもみられた。
    ▪ 完全失業者とは?
    次の3つの条件を満たす者を指す経済用語。1.仕事がなくて調査週間中に少しも仕事をしなかった(就業者ではない) 2. 仕事があればすぐ就くことができる 3.調査期間中に,仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた(過去の求職活動の結果を待っている場合を含む)
    仕事をしたいと思いながら,仕事が見つかりそうもないから求職活動をしていないなど,経済情勢などの要因によって非労働力人口になっている人(いわゆる求職意欲喪失者)については、労働力調査詳細結果(毎四半期発表)がカバーしている。

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