法と経済学:経済的効率ほか

閲覧数6,683
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    経済的効率性とは
    ・ 資源の最適配分を判断する基準。具体的には、パレート優越、パレート最適、カルドア=ヒックス基準などがある。
    パレート最適とは
    ・誰かを悪化することなく、ある者を良化させることがない資源配分の状態をいう。一般的に経済学者はパレート最適を使うと言われている。
    カルドア=ヒックス基準とは
    ・ ある社会状態(例えば、政策とする)が変化するとき、この変化によって利益を得る者を「勝者」とし、不利益を得る者を「敗者」とする。このとき、勝者から敗者に補償できる可能性がある、つまり政策の変化から得られる利得が敗者の受ける損失よりも大きいのならば、実際に両者の間で補償がなされるか否かに関わらず、その政策の変化は効率的であるとする。この基準は第三者への影響や効果を考慮して
    いる点に特徴がある。
    ・ 勝者から敗者への補償は実際になされなくてもよいとする点で、経済学者からの批判は強い。
    独占から競争への移行を否定する者はいないが、この移行はパレート最適と言えるか。
    ・独占から競争への移行によって、独占者は悪化し、消費者は良化する。独占者が悪化している以上、パレート最適とはいえない。ただし、これはカルドア=ヒックス基準をみたしている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法と経済学まとめ課題2

    経済的効率性とは
    ・ 資源の最適配分を判断する基準。具体的には、パレート優越、パレート最適、カルドア=ヒックス基準
    などがある。
    パレート最適とは
    ・誰かを悪化することなく、ある者を良化させることがない資源配分の状態をいう。一般的に経済学者はパ
    レート最適を使うと言われている。
    カルドア=ヒックス基準とは
    ・ ある社会状態(例えば、政策とする)が変化するとき、この変化によって利益を得る者を「勝者」とし、
    不利益を得る者を「敗者」とする。このとき、勝者から敗者に補償できる可能性がある、つまり政策の
    変化から得られる利得が敗者の受ける損失よりも大きいのならば、実際に両者の間で補償がなされるか
    否かに関わらず、その政策の変化は効率的であるとする。この基準は第三者への影響や効果を考慮して
    いる点に特徴がある。
    ・ 勝者から敗者への補償は実際になされなくてもよいとする点で、経済学者からの批判は強い。
    独占から競争への移行を否定する者はいないが、この移行はパレート最適と言えるか。
    ・独占から競争への移行によって、独占者は悪化し、消費者は良化する。独占...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。