つじつま合わせ
なぜ L = T - V なのか。
質点を操るルール作り
前回はラグランジアンがいかにも人為的な量だというところまで話した。 では次に、ラグランジアンをどのように定めればニュートン力学に従う質点の運動と同じものを作り出すことが出来るのかを調べていこう。 言うなれば、辻褄合わせのようなものだ。
イメ...
ポアッソン括弧式
量子力学でこれを応用する
括弧式の導入
ハミルトニアンを使う利点がどういうところにあるかという部分を説明するために、ちょっと便利な表現を導入することにしよう。
まず、ある物理量 X が位置 と運動量 と時間 t の関数となっているとする。
これを時間 t で微分してやることを考える。 位置や...
抽象化への準備
大きな理念の前には小さな常識などたやすく覆るのだ。
とにかく一般化する
ラグランジュ形式を使えば、デカルト座標をだろうが、極座標だろうが、他のどんな座標系であろうが、方程式の形が変わらないことを説明した。 つまり、もう特定の座標系にこだわって議論する必要はないのである。 そこで今後は x とか y ...