代表キーワード :: 日本文学

資料:190件

  • 王朝物の「鼻」と芥川龍之介の「鼻」の比較
  • 序論 芥川龍之介は、王朝時代に現れた作品を少し変えたり、あらすじを取り上げ、さらに明確に描いたりしながら、新しい作品を作っていった。そういう作業が特別な意味を持っているのではないかと思える。当書は「鼻」を具体例に、著者が伝えたいことを解明することが目標となって...
  • 550 販売中 2005/01/25
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  • ミステリの文学性とは
  • 近代文学といえば人間の在り方を求め描いたものというイメージが強いのだが、そこに存在する自我の確立や人間性の追究は、人間の葛藤や極限の心理状況を描く推理小説に通じはしないだろうか。ミステリは文学であって欲しい。文学であって欲しいがどうにも毛の色が違う気もする。そ...
  • 550 販売中 2005/06/25
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  • 『雪もち』における雪・酒粕・南天
  • 幸田文の作品『雪もち』は埴子の語りによって場面が展開する。よって読者は語り手の声を聞くことはできない。それとひきかえに情景として印象深いのは次の三つである。その三つとは雪と酒粕と南天だ。では、この雪・酒粕・南天は作品中でそれぞれどのようなものとして描かれている...
  • 550 販売中 2005/11/02
  • 閲覧(3,515) コメント(1)
  • 元子が水を産む場面に作者がこめたもの
  • 一、はじめに 承香殿女御・元子は一条院に二番目に入内した。ところが、時めいていたのは周知のとおり定子と彰子の二人であり、元子は尊子・義子共に「日陰の女御」として描かれている。しかしここで注目すべきは、その三人の中でも元子についての記述が、他の二人よりも明らかに...
  • 550 販売中 2005/12/03
  • 閲覧(2,421) コメント(42)
  • 箱男を読んで
  • 箱男とは、ダンボールの箱を頭からすっぽり被り、街を徘徊する人間のことである。箱に開けられた小さな穴から外世界を覗くことはできるが、外世界からは自分の姿を見られることはない。また、箱男とは、浮浪者や乞食とは異種の存在なのである。浮浪者や乞食はかろうじて社会の一員...
  • 550 販売中 2006/01/12
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  • Botchan: Bonds of solitary soldier Botchan and Kiyo
  • I have read Soseki Natsume’s "Botchan" when I am a school child. I of the school child felt a yearning to and exhilaration one feels in the hero who said what he wanted to say and did what he wanted to do. The hero throws it away cutting it in a single sweep ...
  • 550 販売中 2006/02/20
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  • 平安時代における色
  • 物語・日記文学研究では乳母や召人、讃岐典侍や後深草院二条などの女性を中心に中古・中世を学びました。その中で、女性たちにとって身近な関心ごとというのは衣装、さらには衣服の色の組み合わせであったのではないかと思います。紫式部日記の「正月十五日 敦良親王御十五日の祝い...
  • 550 販売中 2006/05/23
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  • 「『針谷の小説』を読んで」
  • 「第十三回三田文学新人賞当選作『針谷の小説』を読んで」 「針谷の小説」という作品を読んで持った印象は第一に、描写されている日常の風景が大変身近で親しみやすいということである。 「……銀杏並木を歩き続け、気が付けばそこは駅の改札前、大きな金属製の球体が至近距離...
  • 550 販売中 2006/08/20
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  • 注文の多い料理店におけるタ形、非タ形について
  • 一個の作品として成り立っている小説の多くは、それが実際のことであれ、架空のことであれ、すでにおきた過去の出来事として作者によって整理され、構成されて描かれたものである。その意味で、小説のテンスは、すべて過去形で示されていてもおかしくないはずのものである。しかし...
  • 550 販売中 2007/07/23
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  • アーサー王とその騎士たち
  • 私にとって「アーサー王とその騎士たち」で最も印象に残った騎士は、なんといっても花形の湖の騎士・ラーンスロットである。 騎士として充分な才能を持ち、容姿は抜群、男性からも惚れられるような相手である。たとえそれが世間的に許されない関係であっても、自分を喜ばせる為に...
  • 550 販売中 2010/08/03
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  • 室町文化論(能と狂言)
  • 能と狂言はいずれも室町時代に大成されたものであり、総称して「能楽」と呼ぶ。 能は笑いを含まない重厚な歌舞劇で、狂言は笑いを中心とした軽妙な対話劇であり、一見対照的に感じられる。しかしいずれも平安時代から続く「猿楽」から発展したものであり、同じ舞台で対に演じ、互...
  • 550 販売中 2010/08/03
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