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循環器で検索した結果:49件
高血圧症 高血圧症(hypertension)は最も頻度の高い疾患の一つであり、放置すると心血管系に種々の合併症を生じる。しかし、多くの場合自覚症状がほとんどないため、健康診断などで測定しない限り高血圧症を確認することができない。また、血圧は常に変動するものであり、1回の測定値が...
失神、めまい 1)失神 失神とは、突然意識がなくなり、その後回復することである。脳とりわけ脳幹の網様体賦活系の血流が低下すると失神する。脳の代謝はほかの臓器に比べて血流に大きく依存しているため、およそ10秒の血流途絶で失神に至る。 2)めまい めまいは、循環器疾患のほか、小脳失調...
大動脈瘤 動脈の直径が正常範囲を超えて拡大している場合、これを動脈瘤(aneurysm)とよぶ。動脈壁の全層が拡張したものを真性動脈瘤という。動脈瘤の形には紡錘状のものや一部が突出した嚢状のものがある。また、発生した部位により、上行、弓部、下行(胸部)、胸腹部、腹部大動脈瘤などに...
動悸 動性季とは、心臓の強い拍動あるいは速い拍動を不快に感じる状態である。不整脈をはじめとする循環器疾患で生じるものが多いが、精神疾患に伴う動摩もある。「ドキドキする」、「脈がとぶ」、「心臓がバクバクする」、「胸がつまる感じ」などと患者自身は表現する。 1.動悸の原因 動悸は、期...
ショック ショックは、急性に発症した全身性循環障害で、組織や臓器の細胞が正常な機瀧を維持するのに十分な血液循環が得られない結果生じる生体機能の異常を呈する症候群である。ショックにより、脳、心臓腎などの重要臓器の機能不全症状と、それに対する生体反応による症状を呈する。 ショック状態...
救急時の対応 Ⅰ 緊急対応すべき状態 緊急対応が必要なのは、脈が触れない、意識消失している、呼吸停止している状態に陥っている場合である。このような循環停止の状態になる可能性があるのは、致死性不整脈の心室細動(VF)や無脈性の心室頻拍(VT)、心停止などが発生したときである。 循環...
検査の方法と看護 1.X線検査 心臓、大血管のX線検査では、胸部の単純X線撮影が行われる。正面像はX線が背腹の方向となるように撮影する(a)。左右の突出部を左第1~4弓、右第1~2弓とよび、心血管の異常で拡大または縮小する。側面像は右方から左方に投影する(b)。また第1斜位は右前...
循環器 循環器系の形態学 Ⅰ 循環器とは 循環系の大切な機能は、物を運ぶことである。酸素や栄養物はもちろん、ホルモン、抗体、さらには熱まで運ぶ。こうして、互いに遠く位置する器官を、機能的に結合する。運搬の原動力を供給するのは、心臓である。また、物を運ぶには、運ぶ媒体が必要である。...
循環器疾患の診断 Ⅰ 症状のとらえ方 心不全では呼吸困難胸痛、動悸、チアノーゼ、浮腫がみられ重症例では循環不全によるショック症状がみられる。狭心症や心筋梗塞の虚血性心疾患では、胸痛が主要な症状であるが、心不全を伴えば呼吸困難チアノーゼ、ショック症状がみられる。高齢者や糖尿病がある...
食事療法を受ける患者の看護 Ⅰ 食事療法の理解 1.循環器疾患で必要となる食事療法 1)コレステロール・中性脂肪への対応 循環器疾患のなかで、虚血性心疾患は動脈硬化に起因するものが多い。冠動脈は粥状硬化によって狭窄をきたし、狭心症や心筋梗塞を引き起こす。動脈硬化はコレステロールや...
人工ペースメーカー装着患者の看護 Ⅰ 人工ペースメーカー装着の理解 1.人工ペースメーカーが適応となる疾患 心臓は心筋の自動能によって拍動している。拍動の起始部は洞結節であり、洞結節の筋線維が自動的に反復興奮を繰り返し、心房から心室へ興奮が伝えられることによって心臓は拍動を続ける...
不整脈 洞結節で起きた興奮は、刺激伝導系を介して心室に伝わり、心室と心房が規則正しく拍動を繰り返す。通常、健康な成人の正常脈拍数は毎分60~100程度であり、これを正常洞調律という。不整脈とは、この正常洞調律以外の調律をいう。 ここでは、不整脈を大きくA期外収縮、B頻脈性不整脈、...