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社会保障で検索した結果:526件
昭和40年からの福祉行政の展開 第1項 児童福祉対策の展開 昭和49年以降、出生数・出生率ともに急激な減少傾向を示した。昭和56年、人口問題研究所の人口推計が発表され、今後の社会が高齢化社会であると同時に児童の少ない社会であること、老人問題であると同時に極めて重大な児童の問題であ...
昭和20年代の社会保障制度の整備 第1項 戦後期の社会保障の状況 昭和20年8月15日に終戦を迎えたわが国は、大量の失業者と極度の食糧不足により、ぎりぎり飢えをしのぐ暮らしであった。連合国軍の占領下で、GHQは我が国の非軍事化とその徹底のための民主化政策を推し進めた。「治安維持法...
第2節 皆保険・皆年金体制の形成 第1項 国民皆保険体制への歩み 昭和25年に社会保障制度審議会が行った「社会保障制度に関する勧告」の中で、一般国民に対する国民健康保険制度を数年中に全国民に適用することが提言された。昭和30年には、社会保障制度審議会に医療保障問題に関する諸問題を...
社会保障各制度の進展 第1項 結核対策の進展と成人病・難病対策の推進 昭和30年代には、結核対策は、全国民を対象に予防、早期診断、早期治療、および医療費の面までも包括したシステム的手法がとられた。伝染病は急速に減少し、これに代わり成人病、精神障害、難病などが国民医療上の問題とな...
社会保障制度の拡充と「福祉元年」 1、 社会保障制度拡充の背景 高度経済成長によって、第2次・第3次産業の就業人口が増加するとともに失業率が低下し、我が国に完全雇用に近い状態が出現した。これに伴って労働力不足が顕著となり、国民所得の増加とともに雇用者の賃金や農業所得が上昇した。ま...
戦時下の社会事業と軍事援護 社会事業法の制定 日華事変以後、戦時体制化が進んでいく中で、戦時下の「銃後生活」対策として社会事業が拡大されるとともに、国の社会事業に対する監督が強化されていく。社会事業の多くは民間の社会事業施設であり、経営難となるものが多かった。昭和13年「社会事...
高齢化時代の社会保障 第1項 人口高齢化と社会保険費用負担の増大 昭和50年代、核家族化の進行、一世帯平均人員の減少、同居率の低下等の現象は続き、また、既に高度経済成長期に進行していた婦人の社会進出や就労も引き続き進行した。これは、扶養意識の変化とあいまって、高齢者に対する私的扶...
衛生行政の展開 第1項 健康づくり・疾病予防対策の進展 第一次石油危機後、我が国経済は安定成長に移行し、過大な社会保障費用負担が懸念されるようになってきた。こうして公衆衛生分野でも従来の行政施策を踏襲するだけでなく、国民の生活環境の変化・健康観の変遷を背景とした保健需要の多様化...
児童相談所機能の課題と展開 はじめに 児童福祉において、児童出生数の減少という「量」の問題と、家族と地域社会の変化という「質」の問題が問われている。社会福祉全体をめぐっては、中央・地方関係、公私関係の見直しが制度変革を伴って実態化している。こうした児童福祉と社会福祉の状況...
イギリスの社会保障について、わが国と比較して述べなさい 社会福祉国際比較 1.社会保障の概要 社会保障とは、国家が国民の生活を保障することであり、イギリスなど欧米では、「社会保障」という言葉は、現金を給付する所得保障制度を指す。所得保障のほかに医療保障や社会福祉、それ...
社会保険制度の展開 国民健康保険制度の成立 昭和13年、医療費の軽減に重点を置いた「国民健康保険法」が成立する。成立した要因として、国民体位の低下に対する危機意識の高まり、兵力・労働力の涵養対策、といったことが挙げられる。 国民皆保険運動の進展 国民健康保険制度は順調に普及し...
社会保険制度の立直しと新制度の設立 太平洋戦争によって、我が国は経済的にも社会的にも大きな被害を受けたが、社会保険制度も戦後の混乱の中で存亡の危機に立たされることになった。なかでも物価高騰の影響は甚大であった。昭和20年代の前半は、社会保険制度にとってもこうした制度崩壊の危機か...