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症状で検索した結果:147件
胸痛 1 症状が生じる病態生理 1.胸痛とは 胸部(皮膚から胸腔内組織・臓器)に感じられる痛みの総称である. 胸痛には,さまざまな痛みの種類(不快感や圧迫感,絞扼感,灼熱感)と程度(軽症,激痛)がある. 胸痛の発生は,由来(表在性,深部性,心因性)によって,また,部位によってさま...
便秘 1 症状が生じる病態生理 1.便秘とは 便秘は,一般的には便量が減少し排便の回数が減少した状態を指すが,この便量や排便回数には個人差が大きい。しかし,臨床的には3日以上排便のない場合や1日の便量が35g以下のときに便秘と定義されており,この定義にしたがって対応するのが現実的...
下痢 1 症状が生じる病態生理 1.下痢とは 「下痢は,1日の糞便中の水分量が200mℓ以上(または,糞便の重はが200g/日以上)」と定義されている。 つまり,糞便中に水分量が増加し,正常な固形状態ではなくなり,水様ないし泥状となった状態であり,通常排便回数は増加する。 成人の...
血圧異常(高血圧・低血圧) 1 症状が生じる病態生理 1.血圧とは 血液が血管壁を押す力をいう.一般には動脈内の圧力が,血圧として用いられている. 血液の循環を生み出す心臓は,収縮-拡張を繰り返している,この収縮-拡張のサイクルによって,血管内の圧力の差が生まれる.収縮したときに...
動悸 1 症状が生じる病態生理 1.動悸とは 心臓の拍動を不快と感じたり,何か違和感があると自覚することである.主観的なものであり,精神的同心理的要因が大きく関与する. 動悸は運動,精神的な興奮,飲食などの日常生活上に原因のあるもの,心臓や内分泌器官の異常に続発するものがある. ...
胸水 1 症状が生じる病態生理 1.胸水とは 胸膜腔に貯留した液体(漿液)を胸水という. 健常者では体重当たり0.1~0.2mL/kgの漿液が存在し,呼吸運動をスムーズに行う潤滑油のような役割を果たしている. 肺は臓側胸膜と壁側胸膜(肋骨胸膜)からなる胸膜で覆われている.臓側胸膜...
嚥下障害 1 症状が生じる病態生理 1.嚥下障害とは 嚥下障害とは,「食物が飲み込めなくなること」である。 食欲低下,意識障害,嚥下運動障害,心理的障害などが原因となって食物が口から食べられなくなる状態を,広く摂食障害と呼んでおり,このうちの嚥下運動障害における摂食障害が「嚥下障...
咳嗽・喀痰 1 症状が生じる病態生理 1.咳嗽・喀痰とは 咳嗽とは 咳嗽とは,気道内の異物や分泌物(痰)などを体外へ排除する生体防御反射の1つである. 喀痰とは 痰とは,気道の分泌物が増加し,粘膜上皮,異物,血液成分,細菌や塵埃などが混入したもので,痰を吐き出すことを喀痰という....
喀血 1 症状が生じる病態生理 1.喀血とは 喀血とは,咽頭,気管,気管支,肺実質からの出血で,1回の喀出血液量が2mL以上のものをいう. 喀血の性状は鮮紅色で泡沫状であり,凝固性が低く,アルカリ性である同ただし,喀血の量や状況により変化することがある. 2.喀血の起こるメカニズ...
発熱 1 症状が生じる病態生理 1.発熱とは 体温は,正常時は体熱と放散のバランスがとれていて「一定に保持されている。これがさまざまな体への侵襲により,バランスが乱れたり,反応して体温を上昇させる,この現象を発熱という。 発熱の程度 微熱 37.0~37.9℃ 中等度熱 38...
めまい 1 症状が生じる病態生理 1.めまいとは 身体の平衡が保てなくなった状態がめまい(眩暈)である. 平衡機能に関係があるのは耳(内耳)だけでなく,耳疾患に直接関係のないめまいも数多く存在する。 自覚的な訴えには,患者本人あるいは周囲が回る感じ(回転感),外界が上下左右に移動...
難聴 1 症状が生じる病態生理 1.難聴とは 音は,気体,液体,固体中を伝播する波であり,ヒトの聴覚は,耳器官で波動を感受し,大脳皮質聴覚野で知覚される。 聴覚路と難聴の分類を下図に示す. 音の高低は周波数で決まり,周波数が多ければ高い音,少なければ低い音になる.ヒトが聴取できる...