佛教大学 算数科教育法(2016年提出)のレポートです。
●前半の内容は、試験問題で必ず問われる部分なので、模範回答としても参考にしていただけます
●後半は、「数と計算」の領域の内容、指導のポイントをまとめています
●参考文献は教科書、WEBで見られる「小学校学習指導要領解説 算数編」のみでまとめているので参考にしていただきやすい。(教職関係の仕事についていない方でも、教科書で学習した知識だけで書いているので、参考にしていただきやすいです)
(所見)
算数教育の目標と評価について、それぞれが整理され、よくまとまっています。
また、教育内容に関する構成や指導のポイントについてもしっかりと書けています。
【設題】
算数科教育の目標(2つの立場)と評価(行為動詞含む)について、双方の関係を含めて記述し、その後、自分の視点で考察せよ(1,600字程度)。数と計算、量と測定、図形、数量関係、集合・論理の教育の内から一つを取り上げ、各学年での指導内容の構成と、指導のポイントについて記述せよ。
算数科教育の目標(2つの立場)と評価(行為動詞含む)について、双方の関係を含めて記述し、その後、自分の視点で考察せよ(1,600字程度)。数と計算、量と測定、図形、数量関係、集合・論理の教育の内から一つを取り上げ、各学年での指導内容の構成と、指導のポイントについて記述せよ。
算数教育科の目標と評価
算数科教育の目標は、国が基準として設定しているものと、数学教育研究の立場からのものの2つに大別される。まず、国が定める基準としての目標の代表的なものとして、学習指導要領に示される算数科の目標について説明する。平成20年小学校学習指導要領の小学校算数科の目標は、「算数的活動を通して、数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け、日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え、表現する能力を育てるとともに、算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き、進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる」と示されている。これは、算数の基礎的知識の理解、適用、表現、そして積極的な態度の育成といった指導における必要最低限の基準を示しているといえる。
一方、長年にわたる算数・数学教育の研...