佛教大学通信のS0618算数科教育法のA判定のレポート。
設題:算数科教育の目標(2つの立場)と評価(行為動詞含む)について、双方の関係を含めて記述し、その後、自分の視点で考察せよ。(1600字程度)
数と計算、量と測定、図形、数量関係、集合・論理の教育の内から一つを取り上げ、各学年での指導内容の構成と、指導のポイントについて記述せよ。(1600字程度)
※本レポートでは「量と測定」について論じています。
主に教科書や課題図書の内容を引用していますので、参考にしてください。
近年、レポートの不正コピーを対策する大学が増えておりますので、そのままの転用は控え、レポートの合格基準の参考にしてください。
算数科教育の目標(2つの立場)と評価(行為動詞含む)について、双方の関係を含めて記述し、その後、自分の視点で考察せよ。
現在、情報社会において算数教育ではどのような力を身につけさせることが必要であるか検討されている。算数教育の目標は、国が基準として設定しているものと、数学教育研究の立場からのものと2つに大別される。国の基準としての目標は、学習指導要領に具体化されており、これをもとに教科書が作成されている。そこでは、「算数的活動を通して、数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け、日常の事象について見通しをもち道筋を立てて考え、表現する能力を育てるとともに、算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き、進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる。」これらを基準として児童の育成の指導を示している。数学教育学研究の立場からの目標というのは、これまでの数学教育学研究から導出された目標であり、単に算数・数学という枠にとどまらず、広く人間教育を範疇に入れた目標となっている。また、現代社会の要請を踏まえ、将来に必要となる力をどのように数学教育で身に付けさせるのかといった視点か...