高血糖の状態が続くと体の中で次のようなことが起こります。
血液中のブドウ糖がLDL(低比重リポ蛋白質:細胞膜成分の材料やステロイドホルモン合成に利用される)と結合し糖化蛋白質になると、血管壁にコレステロールが沈着して動脈硬化を引き起こす。
血液中のブドウ糖がHDL(高比重リボ蛋白質:血管の内膜や細胞に付着した余分なコレステロールを取り除く)と結合し糖化蛋白質になると、HDLの働きを悪くし、血液中のコレステロールを増やして動脈硬化が起こる。
インスリンの血中濃度が高くなると、尿中に排泄されるはずのナトリウムが腎臓で再吸収され、体内にナトリウムが増加し、細胞内から血液中に水分が多く取り込まれて循環...