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症状で検索した結果:147件
悪心・嘔吐 1 症状が生じる病態生理 1.悪心・嘔吐とは 悪心とは,嘔吐に先立ち胃の内容物を口から吐き出したくなる,咽頭より胃部にかけて生ずる特有な不快感をさす。この程度がさらに進むと胃の内容物を食道,口腔を通じて排出する現象をきたし,これが嘔吐である。 中枢性疾患では悪心を生じ...
めまい 1 症状が生じる病態生理 1.めまいとは 身体の平衡が保てなくなった状態がめまい(眩暈)である. 平衡機能に関係があるのは耳(内耳)だけでなく,耳疾患に直接関係のないめまいも数多く存在する。 自覚的な訴えには,患者本人あるいは周囲が回る感じ(回転感),外界が上下左右に移動...
吐血・下血 1 症状が生じる病態生理 1.吐血・下血とは 吐血・下血とは消化管からの出血である.なかには,喀血,口腔・咽頭・鼻腔からの出血を嚥下したものが原因となる場合がある. 明らかに血液が混入している場合を吐血・下血という.検査により確認できる出血は吐血・下血とはいわない. ...
腹痛 1 症状が生じる病態生理 1.腹痛とは 腹痛とは自覚症状で,腹部領域に感じる痛みをさす. 腹痛は,生体の異常を知らせるシグナルであるとともに,腹痛そのものが生体に侵襲的である.腹痛は一過性で疼痛が消失する軽度のものから,緊急手術を必要とする重篤なものまであり,その原因は多岐...
尿失禁 1 症状が生じる病態生理 1.尿失禁とは 尿失禁とは本人の意思とは別に尿が漏れてしまう現象をいう。国際禁制学会では,「無意識,あるいは不随意な尿漏れが,社会的,衛生的に問題となっている状態」と定義されている。 尿失禁の種類としては,切迫性尿失禁,反射性尿失禁,溢流性尿失禁...
血圧異常(高血圧・低血圧) 1 症状が生じる病態生理 1.血圧とは 血液が血管壁を押す力をいう.一般には動脈内の圧力が,血圧として用いられている. 血液の循環を生み出す心臓は,収縮-拡張を繰り返している,この収縮-拡張のサイクルによって,血管内の圧力の差が生まれる.収縮したときに...
全身倦怠感 1 症状が生じる病態生理 1.全身倦怠感とは 全身倦怠感とは「だるい」「身体が重い」「疲れやすい」などと表現される不快な自覚症状である。 激しい労作を行ったあとや疾患に罹患したときに,よくみられる症状である.「疲労」「脱力感」 「だるい」などの用語と厳密な区別はなく,...
難聴 1 症状が生じる病態生理 1.難聴とは 音は,気体,液体,固体中を伝播する波であり,ヒトの聴覚は,耳器官で波動を感受し,大脳皮質聴覚野で知覚される。 聴覚路と難聴の分類を下図に示す. 音の高低は周波数で決まり,周波数が多ければ高い音,少なければ低い音になる.ヒトが聴取できる...
頭痛 1 症状が生じる病態生理 1.頭痛とは 頭痛とはアメリカ国立衛生研究所(NIH)の特別委員会(Ad Hoc委員会)の定義によると,頭部,顔面,後頸部に感じられる痛みの総称である.頭痛の成因・病態は,頭蓋内および頭蓋外(頭蓋骨外)の痛覚の感受部位の刺激によって生じるものである...
酸塩基平衡異常(アシドーシス) 1 症状が生じる病態生理 1.酸塩基平衡異常-アシドーシス 血液の水素イオン濃度(pH)は,正常では7.35~7.45の範囲にある。これは,酸やアルカリの負荷に対して,体液の恒常性が維持されるように,腎臓や肺,細胞外液・内液による緩衝系など各種の調...
動悸 1 症状が生じる病態生理 1.動悸とは 心臓の拍動を不快と感じたり,何か違和感があると自覚することである.主観的なものであり,精神的同心理的要因が大きく関与する. 動悸は運動,精神的な興奮,飲食などの日常生活上に原因のあるもの,心臓や内分泌器官の異常に続発するものがある. ...
脱水(低張性脱水/高張性脱水) 1 症状が生じる病態生理 1.脱水とは 脱水とは,生体が何らかの理由で体液を喪失し,欠乏することをいう。体液には電解質が含まれている。ヒトの体重の約60%を体液が占めるが,その10~25%を失うと,生命に危険が及ぶことがある。 2.脱水のメカニズム...